『道全協だより』に寄稿させていただきました。

絶対にこの業界に入らなければ触れることのなかったであろう紙面に、
ここ数年で何度も接して来ております。

新潟県よりお声がけいただき、『道全協だより』に寄稿させていただきました。
正式名称
〜道路整備促進期成同盟会全国協議会〜
1,621の団体様と、1,691の市町村からなる組織です。その会員向けに発行されている紙面です。

様々な組織があるものですね。
(まぁ、道の駅の関係者でもなければ『全国道の駅連絡会』だの『全国道の駅女性駅長会』だのはご存知ないでしょうから…)

今回は、『道の駅が作る未来の道』と題して寄稿させていただきました。
なかなか一般の方の手に触れる事はないので、全文こちらにも記載します。
もしお時間があればご一読くださいませ。

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「道の駅が作る未来の道」

 

道の駅を利用したことはありますか。道の駅は、現在全国で1180駅を数えます。
24時間トイレと駐車場が無料で利用でき、近年整備される道の駅には授乳室の設置が義務づけられています。

 

全国に道が張り巡らされ、その途中でドライバーが休憩できるようにと休憩施設として生まれた道の駅ですが、25年経って様々な形に進化しました。

 

地元の特産品を紹介する場所として、観光の拠点として。
情報収集の場所であり、地域の人や趣味の合う人が集う公民館のような道の駅もあります。

 

私が勤める道の駅庭園の郷保内は、植木の生産地として300年の歴史がある三条市保内地区の振興と発展を目的として設置されました。

 

公園のように広がる屋外では、常時6000種類以上の植木・花苗の販売を行っていますが、購入するだけでなく職人から直接アドバイスが受けられ作庭の相談ができる他、ペットを連れての散歩や屋外やテラス席での飲食などで楽しんでいただいています。

 

道の駅にはファンも多く、全国の道の駅めぐりを楽しむ方も多くいらっしゃいます。
コンビニエンスストアなどと違い、全国各地の道の駅がその土地の特色を全面に出して運営を行っています。
そのため、地域をダイレクトに感じられる所がファンを増やしている所以でしょう。道の駅を巡るようになって日本の良さを知る事が出来たというお客様もいます。
私もその一人です。
視察などで道の駅を巡るうちに、日本にはまだ知らない素晴らしい土地がたくさんあるという事を実感し、同時に自分の住む地域の素晴らしさも感じる事ができました。
何よりも道の駅を巡るには、下道を走らなくてはならず高速道路とはまた違った風景を観ることができるのも楽しさを増しています。

 

私は昨年発足した全国道の駅女性駅長会で会長を務めておりますが、それぞれの地域課題を解決しようと奮闘している仲間が全国にいます。
地域産業の振興や観光だけでなく、移住や子育て支援、防災…と道の駅に課せられている役割は多岐に渡ります。
道の駅の運営は行政と地域、あるいはお客様とを結ぶ通訳のようなお仕事で、各地で道の駅を核としたまちづくりが行われています。
全国道の駅女性駅長会では、その道の駅同士を横で繋ぎ、あらゆる地域課題の解決策を共有し、共に考える組織として活動しています。
道路もまた、道の駅と道の駅、すなわち地域と地域を繋ぐ役割を果たしていると感じます。

 

「道の駅」を利用いただくことは、そこに住む地域の人々の豊かさや幸せに直結します。
道の駅のファンが増え、地域の笑顔が増える事で地方がもっと元気になることを願っています。

 

道の駅 庭園の郷保内 駅長 / 全国「道の駅」女性駅長会会長
加藤はと子